Normal

□寝顔
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普段とは全然違う…

いつもそんなだと可愛いのに…
なんで強がんだか…

もっと自分に素直になれよ…





寝顔





ある日の夕方,悟空は一通り修行を終えてからベジータのもとへ行った。

「よっ!!ベジータぁ♪……ありゃりゃ?」

ベジータの家に着いたはいいものの…ソファーで横になっている彼が全く動かない。

ゆっくり覗き込んでみると,本を顔に載せ,頭の後ろで腕を組みながら眠ってしまっていた。
どうやら読書をしていたようだ。


「んもぅベジータァ〜…起きてくれよ〜…」

だだこねる子供のようにベジータの体を揺らすが,全く起きる気配がなかった。
悟空はそぉっと顔の上の本をどかしてみる。

「うわ…やべぇな//……………か…可愛い…//」

こんなことをベジータの目の前で言ったらぶっ飛ばされると思いながらも,悟空の口から自然に出てきてしまったのだ。
スースーと静かに寝息をたてながら,ぐっすり眠っている。

ベジータの寝顔は,普段の冷徹なイメージを崩れさせた。







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