UnderT
□快楽の園
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俺は何をしてるんだ…
気でも狂ったか…
だが…
少しも嫌じゃないんだ…
何故なんだ…
カカロット…
快楽の園
惑星を滅ぼすことに成功し,無事にカカロットは帰還した。
「失礼しますベジータ様。カカロットの奴が報告に参りましたが…。」
ナッパがベジータの顔色を伺うように言った。
「通せ。」
無表情のままベジータは指示を出し,待ちに待ったカカロットと逢えるということに内心少し嬉しく思っていた。
「只今戻りました。――…。」
次々と自分がしてきたことを述べていく。
ベジータの気持ちとして正直そんなことはどうでも良かった。
「うむ,ご苦労だった。ゆっくり後は休め。」
と冷たく言いカカロットを退室させた。
「ナッパ。少し貴様も休め。最近は仕事続きだろう…」
いつもはしない優しい口調で言うベジータにナッパは唖然とする。
「ぇ…いや…私は大丈夫です;ベジータ様のお側に…」
「大丈夫だ。いいから…休め。」
言いかけるナッパに同じ言葉をかけ,ベジータは奥の部屋に入っていった。
ウィーン…
扉を閉めると同時にため息をつく。
「ふぅ…。何だか体が重い…;」
カカロットが惑星に行っていた間ずっと心配をしていたベジータは無事帰還した姿を見て,疲れがどっと出てしまったのだ。
重たい体をどうにか動かすと,狭い更衣室で服を取り替え,部屋の椅子にドサッと体を預ける。
すると突然例の奴が現れた。
「ベジータ♪……何だよぉ…そんな暗い顔してぇ…」
ベジータの喜ぶ顔を予想していたカカロットだったが全くの期待外れに,ムスッとする。
「カカロットか…。悪いが今日は少し体調が良くないからまた今度にしてくれないか。今は一人でいたッ…!!!」
下を向きながら言葉を並べるベジータの顎を掴むといきなり深い口付けをする。
「ん…ッ…は//」
舌を数秒絡ませただけでベジータの体からは力が抜け,息が上がる。
「おらが帰ってきたら思いっきり甘えて良いって言ってたよな?好きにしていいってベジータが言ったんだぞ?」
「はぁっ…はぁっ…//分かった…//じゃぁ…少しだけにしろ…//」
カカロットを怒らすと何をしでかすか分からないと思ったベジータは仕方なく了解する。
「そうこなくっちゃ☆」
ニカッと笑うと再び口付けを交わす。
「ん…くッ…//」
さっきとは異なり執拗に舌を絡め,何回もキスをした。
気付くとカカロットの手は胸に移動し,服の上から突起の周りなどを撫で始める。
「Σッ…カカロット!?貴様何して…!?」
「何って…ヤッて良いんだろ?」
きょとんとした顔で見つめられるが,ベジータの頭の中は混乱していた。
「なっ…//俺は男だぞ!?どこまでやるんだ貴様は!!!;;」
ベジータは男は勿論,女との経験もなかった為,知識はあったがキス以外の行為を実際したことがなかったのだ。
「あれぇ!?もしかして経験無いんですかぁ!?」
わざと敬語を使いバカにした口調でベジータに問いかける。
「き…貴様!!!//」
顔を真っ赤にしながらベジータは殴りかかるが,あっさり交わされてしまった。
カカロットは更にベジータを煽り始める。
「じゃ教えてあげますよ♪快楽の園へ…」
交わした拳の手首を掴むと,近くにあったベッドに押し倒す。