UnderT
□ひねくれた感情
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勇気を出せ…
僕なら言えるさ…
自分に正直にならなきゃ…
ひねくれた感情
夕日が綺麗だった。
その日ある男は遂に決断を下したのだった。
「よ,よし…;ベジータさんの誕生日が近い今…もう言うしかない…;も…もしかしたら上手くいくかもしれないだろ…;」
自分に言い聞かせるようにぶつぶつと言いながらある方向に向かって飛んでいるのは,顔が父親とそっくりな悟天という男。
トッ…
ベジータの家の前に降りた悟天。玄関からは何となく入れず,飛んでベジータの部屋の窓を覗く。
運良く鍵はかかっていなかった為に侵入することが出来た。
「入ったはいいけど…どうしよ;…あっ!!ベジータさん寝てるし;…とにかく起こすしかないよな…;;ひゃぁ〜怒られそう…」
トレーニングで疲れていたベジータは夕食前に睡眠をとっていた。
恐る恐る悟天は近付き,肩を揺さぶる。
「ん…Σッ!!カカロット!!貴様何しにきた!!」
最近は美容院に行っていなかった悟天は髪型がそっくりで悟空との区別がつきにくかった。