UnderT

□魔の森 part.T
1ページ/6ページ




魔の森 part.T



ベジータと悟空は修行の為に,ある森へとやって来た。

『魔の森』と言われているその場所へは,誰一人として近寄ろうとしなかった。

「じゃココから出発な♪んで先に森を抜けて,あの大きな木に触った方が勝ちってことにすっか!!」

森の手前の所で,悟空が遥か彼方の丘に聳え立つ一本の大きな木を指差す。
二人は,競争するつもりなのだ。

「フンッ…簡単なことだ…。魔の森だろうが,何だろうがこの俺には関係ない。」

腕を組みながら,ベジータが自信ありげに答える。

「気を付けねぇと危ねぇぞ!!ただの森じゃねぇんだから…;;あ!!気は危険な時以外遣っちゃだめな♪遣ったら修行になんねぇから。」

「危険な場合が貴様にはあるのか?俺にはあり得ないな。全く気を遣わずに森を抜けられる。」

ムッとした顔をした悟空だったが,気を取り直してスタートする場所に構える。
同じくベジータも位置につく。

「行くぞ,ベジータ。よぉーい……ドンッ!!」

声と共に勢い良く飛び出す二人。一瞬で森の中に消えていった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ