UnderT
□Love Of The Truth
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なぜだ…
なぜ俺が貴様なんかに…
だが今日は言ってやる…
俺は貴様を…
Love Of The Truth
「寒いな…。」
悟空は言った。
この日悟空とベジータは久しぶりに逢った。
岩山で二人,別々の岩の上に座る。
「あぁ…」
やっとベジータが返事をする。
「静かな所だ…」
「あぁ…」
「オラ達逢うの久しぶりだな…」
「あぁ…」
「寂しかったか?」
「あぁ…。……っ!?///」
うまく流されたベジータは返事をしてから,ハッと我に返る。
その答えを聞いて,悟空が笑ってベジータの座る岩に飛んできた。そして,隣に座る。
「寒そうだな…。ベジータ鼻赤くなってっぞ!!」
ベジータは空を見上ながら言う相手に目も向けず,返事もしなかった。
月がとても綺麗だった。
そこへ鮮やかな紫色をした蝶々がどこからか飛んできて,ベジータの手の甲にとまる。
ベジータは穏やかな眼差しで蝶々を見る。
そして蝶々は再び飛び立った。
「おめぇ変わったよな…。サイヤ人だけどよ,悪い奴じゃぁなくなった。」