UnderT

□Love Of The Truth
1ページ/4ページ

なぜだ…

なぜ俺が貴様なんかに…





だが今日は言ってやる…

俺は貴様を…






Love Of The Truth






「寒いな…。」

悟空は言った。

この日悟空とベジータは久しぶりに逢った。

岩山で二人,別々の岩の上に座る。

「あぁ…」

やっとベジータが返事をする。

「静かな所だ…」

「あぁ…」

「オラ達逢うの久しぶりだな…」

「あぁ…」

「寂しかったか?」

「あぁ…。……っ!?///」

うまく流されたベジータは返事をしてから,ハッと我に返る。

その答えを聞いて,悟空が笑ってベジータの座る岩に飛んできた。そして,隣に座る。

「寒そうだな…。ベジータ鼻赤くなってっぞ!!」

ベジータは空を見上ながら言う相手に目も向けず,返事もしなかった。
月がとても綺麗だった。

そこへ鮮やかな紫色をした蝶々がどこからか飛んできて,ベジータの手の甲にとまる。

ベジータは穏やかな眼差しで蝶々を見る。
そして蝶々は再び飛び立った。

「おめぇ変わったよな…。サイヤ人だけどよ,悪い奴じゃぁなくなった。」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ