其れ華番外編集

□拾萬だっZE企画
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――では管理人から。宵隼は何人の女御と子供がいたの?

穂高「…失礼極まりないなこいつ」

宵隼「三人の女御がいて、一番好きなのは月姫(つくのき)かなー。月姫はね、茴香の君の姉上だよ」

茴香「二番目の姉上ですね」

宵隼「そう。月姫との間に二人、内親王がいるよ」


――またまた管理人から。主役の二人に質問。
もう新枕は交わされましたか?



穂高「下に走るな下に

添木「そうですわ!そんな、お下品な…っ」


――さりげなくきいただけじゃん


夜鷹「秘密にしておく」

茴香「そんなこと、言えません…っ」
↑真っ赤

――はい、茴香が可愛いのでやめておきます


夜鷹「分かれば宜しい」

穂高「ワケわからん奴だな」


――管理人が暴走気味なので夜鷹に質問ね。


夜鷹「おう、何だ」


――茴香と薫、どっちが好き?


茴香「えっ…」

夜鷹「なんつー質問を…」

宵隼「で、どっちなんだい?」

夜鷹「…茴香だ。薫は、今でも俺の大切な親友だ。茴香は、俺の愛する人だ」


――言うね。茴香、薫って言われたらどうしてた?


茴香「ぁ…えと…っ」

夜鷹「茴香を困らせるようなことを言うな」

茴香「か…薫には、もう戻れないし…男にはなれません。…でも、夜鷹とは離れたくないです」

夜鷹「茴香…」


――あぁっごめんね茴香。変な質問しちゃったね…


夜鷹「まったくだ」


――じゃぁ添木さんに質問!


添木「わたくしですか?」


――さっきうやむやになってた恋を教えて!


添木「そっそれは…」

茴香「わたくしも、知りたいわ」

添木「茴香さまに言われては…仕方ありませんわ。
…一度だけ恋をしました。同じ右大臣邸に仕えていた者です」

茴香「え、誰…?」

添木「わたくしが十二の頃なので茴香さまは四歳。きっと覚えていませんわ」

茴香「そう…」

添木「わたくしはその方と結婚の約束をしましたが…その方の父が国司に任命されたために離れてしまいました…」

夜鷹「それで?」

添木「それきりですわ。手紙を送っても返ってきませんし噂も聞かなくなりました。…忘れられているのですわ。だから、わたくしも忘れました」

茴香「そんな…」


――だって、穂高

添木「だからなぜ穂高殿にふるのですか!?」

穂高「……俺では不満があるのか?」

添木「ふ…不満!?え?え?う、茴香さまぁっ」

茴香「添木がそんなに取り乱してるの初めてみたわ」

添木「そんなご無体な…っ!」


――じゃぁ続きは番外編でどうぞ。


添木「どうぞじゃありませんー!」

茴香「ふふ、穂高が格好良すぎて緊張してるのね」

夜鷹「茴香!?まさか…」

茴香「…?」

夜鷹「いや、なんでもない(穂高に嫉妬してたまるか)」




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