未来の星空

□第J話
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アリサを腕に抱え、リビングに入った。


「(着替えまでしてくれたの?)」
『(着替えはアリサが1人で。
部屋の外で待ってたから。
ボタンがズレてたり、リボンが曲がってるくらいだったし。
顔を洗うのもほとんど自分でしたから)』
「(ありがとう。
アリサ、凄いね)」
「(偉いな〜)」


褒められてアリサは嬉しそうだ。


今までは甘えてマリアにしてもらっていたらしいが。


「(良守に起こしてもらって正解ね)」
『(俺…?)』
「(気にしないでいいのよ)」
「(早く食べて行こうよ!)」
「(はいはい)」
『(ジョアンが起きるのが遅かったんだろう)』
「(う‥‥)」


クスクスと笑いながらからかう。


『(はい、アリサ)』
「(ありがと)」


アリサを椅子に座らせる。


アリサは良守にべったりで、食事中も甘えることもある。


それでも良守は嫌な顔をしない。
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