未来の星空
□第I話
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気分もよくなったので着替えて髪も整え、リビングに行く。
『(1人で食べんの、寂しいじゃん)』
「(温かくしてるならいいか。
気分悪くなったら部屋に戻るんだぞ)」
『(うん!)』
にっこりと笑い、リビングに行く。
「(良守っ!)」
『うっわ!!?』
リビングに入った途端に抱きつかれ、バランスを崩す。
「(大丈夫か?)」
『(あ、うん。
ありがとう)』
後ろで支えてもらわなければ確実に尻餅をついて転んだはず。
「(ジョアンっ!
良守は風邪ひいてるのよ!!?
いつものように抱きつかない!
危ないじゃない!!
良守、大丈夫だった?)」
『(はい)』
マリアの様子に苦笑いし、良守はジョアンの頭をなでた。
「(良守、ごめんなさい)」
『(大丈夫だから、気にするな。
朝より気分もよくなったし)』
「(良守、お熱あるの?)」
『(微熱だけどね)』
「(痛い?)」
『(まだ喉は痛いけど、頭痛は治まったから)』
心配そうに見つめるアリサの頭も優しくなでた。