未来の星空

□第I話
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良守は包み隠さず、話した。


ブランシュにどんなことを言われたのか、どんな行動や言葉が苦痛に感じていたのか。


「(…ブランシュが。
そう、だったのか。
すまなかった、気づいてやれなくて)」
『‥‥ッ‥』


抱き締められ、ふるふると首を振る。


「(自分にも他人にも厳しすぎる面は前々からあったが。
パティシエに対するイメージが強すぎるんだな。
パティシエはこういうものだと思い込みが激しいんだ。
放っておいた訳ではないんだが、こればかりは難しいんだよ。
そのせいで君に辛い思いをさせてしまったな)」
『(ブランシュさんは悪い人じゃなくて不器用なのは分かる。
生き方が不器用というか、感情の表現が下手なんだ。
でも、だからって…
あんな言い方はして欲しくなかった!!)』
「(あぁ、分かってるよ)」
『ふっ、ぇ…
うわあぁぁ‥ッ‥』


抱きついて声を上げて泣いた。
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