未来の星空

□第G話
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ガブリエルとアントニーのことも話した。


『(ガブリエルはとにかくイケメン。
あれは絶対モテモテだよ。
クラブ活動はバスケで困ってると優しく声かけてくれて、さりげなく助けてくれる。
アントニーはユニークだね。
日本も好きみたいで、面白い子だよ)』


思い出したようにクスクスと笑う。


「(素敵な友達に出会えてよかったわね。
お店はどうだった?)」
『………。』
「(頑張ってくれたよ)」
『(‥‥失敗しました)』
「(あらあら。
でも、それは当然よ。
最初から成功する人なんていないわ。
天才と呼ばれている人だって努力しているんだから。
そうでしょう?)」


マリアに優しく頭をなでられ、諭されるように言われて良守は笑顔になる。


『(はい、また頑張ります。
皿を割りすぎたらごめんなさい。
先に謝っておきます!)』


落ち込んでばかりいる良守ではない。


「(失敗を恐れずに前に進みなさい)」
「(良守、頑張れ)」
「(がんばって)」
「(私達も応援しているわ)」
『(はいっ!)』


嬉しそうに良守が微笑んだ。
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