未来の星空

□第E話
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良守が持ってる地図で行き方を教える。


「(今ここにいる。
分かるか?)」
『(あ、これが店ですね?)』
「(あぁ。だから、まず右に行って‥‥。
ここが学校だ)」
『(え〜と…
右に行って、ここを曲がってから真っ直ぐ行けば学校…?)』
「(よく出来ました。さあ、行って来い!
遅刻するぞ?)」
『(やばっ…遅刻する!ι)』


慌てて良守は店から出ようとする。


『あだぁっ!』
「(…慌てすぎι)」
「(大丈夫か?)」
『(は、はい。
何とか…)』


ぶつけた額を押さえて痛みで涙目になっていた。


「(怪我はしてないな。気をつけてな)」


オーナーは良守の頭を優しくなでた。


『(はい、ありがとうございます。
行って来ます!)』


少し照れながらも嬉しそうに手を振り、店から出て行った。


再び店を出た良守に大丈夫だろうかと不安に思った。
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