未来の星空

□第E話
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どれだけ大変なのか教えようとしたのに軽々とやられたのでは立場がない。


もちろんそんなことを考えずに良守は仕事をこなしたまでだ。


「(良守、そろそろ行った方がいい。
迷うと困るから今日は早めに行きなさい。
校門前に生徒達がいるから分かるだろう。
着替えておいで)」
『(はい、ありがとうございます。
失礼します)』


オーナーに言われて私服に着替えて鞄を手に戻って来た。


『(では、行って来ます!)』
「(しっかり学んでおいで)」
『(はい!!)』
「(頑張れよ〜)」
「(気をつけてな)」
『(はい、ありがとうございます!)』


良守は学校までの地図を手に店から出た。


だが、すぐに戻って来た。


「(どうした?)」
『(どっちに行けばいいんですか?)』
「(右だよ)」
『(今いる場所が分からなくて…)』


家からは来れるが、地図だと分からないらしい。


まだ来たばかりなのだからそれは仕方ないだろう。
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