未来の星空

□第E話
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ブランシュに連れて行かれた場所は倉庫。


「(この荷物を運んでおけ)」
『(これ‥‥全部ですか?)』
「(当たり前だ。
大切なケーキの材料だからな)」


ケーキの材料が入っている大きな段ボールなどが積まれていた。


「(ブランシュ、いくら何でも‥‥)」
「(黙ってみとけ。
ケーキを作るだけじゃない、パティシエになるには力が必要なんだ。さっさとやれ)」
『(分かりました。
どこに運べばいいんですか?)』
「(冷蔵庫前だ)」


コクンと頷き、良守は段ボール1箱を持ってすぐ置いた。


その様子を見て無理だろうと周りのパティシエは思っていた。


『(これって、どれも同じ重さなんですか?)』
「(同じ材料ならな。箱に何が入ってるか書いてあるだろ)」
『(あっ、本当ですね。気づきませんでした)』


苦笑いして良守は段ボールを3箱ずつに積んだ。
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