未来の星空
□第@話
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家族以外には決勝について良守は話していなくて報道もまだ未成年でプライベートなことだと結果は本人の希望で当日まで報道されなかった。
決勝が近づくと遅刻や早退が多くなり、最近では準備の為にほとんど休んでいる。
「墨村の奴‥‥来なくなったな」
「…あぁ」
「そうだな‥‥」
「黒須先生の話だと、決勝に進んで準備とかで忙しいみたいだよ。凄いよね…」
「‥‥そうだな」
クラスメイトは良守の席を見て、何だか寂しくなった。
前のように話をしたいと思っていた。
これが終われば、またいつものように良守と話せると疑う者はいなかった。
それから更に2週間が経ち、コンテストは終わったはずなのに結果も分からなければ良守も未だに登校して来なかった‥‥。