未来の星空

□第M話
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茶髪にピアス、鏡に写る自分の姿に違和感を感じてまだ慣れない。


ずっと黒髪で染めたこともないので尚更だろう。


そこまで明るい茶髪ではなく、どちらかと言うと暗い色に近い茶髪だ。


(別にこの姿が嫌って訳じゃないけど。
まだ変な感じする。
新鮮は新鮮なんだけど。
いや、新鮮すぎるというか…)


良守が戸惑ってしまうのも当然だろう。


「(良守、行くぞ。
どうしたんだ?)」
『(あ、はい。
何かまだ自分の姿に慣れなくて)』
「(そのうち慣れるさ)」


良守の頭をポンポンと叩く。


良守が働く時間は朝と夕方の5時間未満で、丸1日働けるのは第二日曜日を除いた日曜日だけ。


長期の休みになれば、本格的な修行が始まる。


店での良守は開店準備と店の掃除に皿洗いと計量が主に任されている仕事。


忙しくなれば、店に出て働く。


「(良守、皿洗いが終わったら店に出て手伝ってくれ)」
『(はい)』


素早く綺麗に皿洗いを終えた。
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