未来の星空

□第J話
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生活に慣れるまで早朝に起きるのは大変だった。


今はわりと慣れて自然と目が覚めるが、それでも眠い。


店が休みの日も早朝に起き、カメラやスケッチブックを片手に出掛けたりする。


「(良守はもう起きているのか?)」
「(今日は写真みたいね)」


それは夫婦にとって、休みの日の見慣れた姿になっていた。


最初の頃は休みの日は寝てたが、せっかくパリにいるのに勿体ない気がした。


良守は絵を描くことや写真を撮ることが楽しみになっていた。


良守のカメラで友達やホストファミリーで撮ることもある。


『(ただいま〜)』
「(お帰り、良守。
いい写真は撮れた?)」
『(うん)』
「(それはよかったな)」
『(あ、おはようございます)』
「(おはよう)」
『(マリアさん、手伝うよ)』
「(ありがとう)」


良守は休みの日はマリアの手伝いをよくしていた。
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