未来の星空

□第E話
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翌朝、良守は支度を済ませるとリビングで待っていた。


「(良守、早いな)」
『(緊張して寝れなかったぁ‥‥)』
「(ははっ、大丈夫か?)」
『(大丈夫っ!)』


苦笑いしながらポンポンと良守の頭をなでた。


「(そう肩に力に入れるな。リラックスして。何か飲むか?)」
『(あ、はい!)』
「(良守、落ち着きなさい)」


緊張だけではなく、楽しみで仕方ないようだ。


「(今日はみんなに挨拶して準備を手伝ってもらうから)」
『(はい)』
「(すぐに学校に行けるように鞄も持って行こうか。
学校の場所は地図があるから大丈夫か?
まぁ、分からなくなったら携帯あるから電話出来るな)」
『(はい、昨日教えてもらったので。
大丈夫だと思います。心配ないです)』
「(そうか)」


まるで本当の息子のように接してくれていた。
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