未来の星空

□第B話
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良守が乗ったのは直行便ではなく、乗り継ぎがあって約10時間以上ほど飛行機に乗っていた。


10時発に乗り、乗り継ぎを行って時差8時間もあり、空港に着いたのが朝の6時。


乗り継ぎでもすぐに出発する訳でもないのでこの時間になった。


『つ、疲れた‥‥』


ゲートを抜けて良守は深いため息をつく。


初めての飛行機がこれでは疲れただろう。


「「Yosimori!」」
『あっ! ベルトゥチさん…?』


ホームステイ先の夫婦が待っていた。


頬にキスされ、挨拶だと分かっているのに照れた。


良守が修行する店の店主でもあるが、優しそうで安心した。


もちろん店では厳しいのだろう。


「(今日は休みだから息子と娘も来ているのよ)」


10歳の息子と5歳の娘がいた。


フランスでは5年間の小学校(プリメール)を卒業すると4年間の中学校(コレージュ)に進学し、学年が上がる度に数字が下がっていきます。
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