四天夢2
□真昼の太陽
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5限目ってどうしてこんなに眠くなるんだろう。
いや、そりゃ満腹だってことに違いないんだけどさ。
お日さままで手伝うことないじゃないか。
「どげんしたと?」
「ちぃー…」
前の席のちぃがこそっと聞いてきた。
「ねぇむい…」
「寝とってよかよ?」
「んー、でも…」
この授業の先生は寝たらヤバいんだよね…
頑張らないと皆の前で吊し上げられて、課題とか出されちゃう。
あーでもやばい…ねそう…
「大丈夫ばい。俺が壁ばなっとっちゃるけん」
そう言ってちぃは背筋を伸ばして、私を前から隠すように座った。
「これでよか?」
そう笑うちぃはまるで太陽のようにあたたかくて。
胸に広がるあたたかさを感じながら、彼の小さな優しさに甘えてまどろんだ。
真昼の太陽
END