聖なる書物
□白に舞った紅(Happy End)
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俺が蕎麦を食っていると、モヤシが青い顔をして走り寄ってきた。
「神田!!!任務です!!!シベリアの……ラビの居る所です!!!」
「ラビ?…何であいつが居るのに、わざわざ俺達も行かねぇといけねぇんだ?あいつは昨日、レベル1だけしか居ないからすぐに終わると言ってたぞ?」
「それが…!!…僕達もそう思ってたんですが、さっき探索部隊から連絡があって…!!
……レベル3が数体現れたみたいです…」
「!!!?」
「ラビ一人だけだと危険だから、僕達もすぐに………って、神田!!?」
モヤシの言葉を最後まで聞かずに、俺は走り出した。
……ラビの元へ。
「ラビ…すぐ行く…だから…
……死ぬんじゃねぇぞ…!!!」
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