聖なる書物
□jealousy
2ページ/8ページ
待っている間、意味もなく食堂を見渡してみた。
すると、ある一角で目が止まった。
そこに居たのは、ラビと…
「……モヤシ…?」
俺はそこから目が離せなかった。
ラビとアレンが二人で楽しそうに話していたからだ。
「おっ待ちど〜ンvV …アラ? どうしたの?神田。 蕎麦出来たわよ?」
「いや…なんでも無い。」
俺は蕎麦を受け取ると、早足で二人の元に向かった。
(……なんで早足になんだよ…!? ただ話してるだけじゃねぇか…!!)
変な気持ちが心の中にどんどん沸いて来る。
でも、足は止まらない。
いつの間にか俯いていた顔を、ふと、上げた。
すると、信じられない光景が俺の目に飛び込んで来た。
.