聖なる書物

□神田とラビに聞いてみました!
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今日は久しぶりに、俺にもラビにも任務がない。
だから久々に、一緒に食堂に行こうとしていた。
ところが、前方から、聞き慣れてしまった声が聞こえた。
言わずもがな、モヤシだ…

「あっ!神田にラビ!」

「お〜、アレンさぁ」

モヤシに気付いたラビが片手を上げた。

そんなとき、俺の背後から声が掛った。

「あら、ホントだわ!スゴいわね、アレンくん。私より先に見付けるなんて」

「あれ?リナリーも一緒だったんさぁ?」

意外な組み合わせだな。
だが、そんなことよりも

「…おい、その紙とメモ帳はなんなんだ?」

こちらの方が、俺には気になっていた。

そう。二人の手には、B4サイズの紙と、手のひらサイズのメモ帳があったのだ。

「よくぞ聞いてくれました!」

途端ににっこりと笑いをみせたアレンは、どこから取り出したのか、マイクをラビの口元に近付けた。

「はっ?」

「ア…アレン?」

突然の行動に、俺とラビの頭の上には、?マークが飛んでいた。







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