おんけい?

□#1 ギー太?
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こんにちは〜。平沢唯だよ。
私は今軽音部の放課後ティータイムというバンドのギターを務めています。
それといつもムギちゃんが持ってきてくれるお菓子はすごく美味しいんだ!あずにゃんもイチコロだったよ。
それよりも目の前の男の子が私のギー太の横で体育座りしてるのが気になるけど……
まさかギー太が人間に!?






「ギー太?」
「…………」
「ギー太ってば」
「僕はただのギターだよ」


喋った!
やっぱりギー太だ!間違いない!


「当たり前だろ、人間なんだから」
「それにしても唯ちゃんに似てるね」
「髪は男っぽいですけど雰囲気は唯先輩そのものですね」
「しかもカッコイイ……」


おお、確かに澪ちゃんの言う通り、カッコイイかも。これぞまさしくイケメン!
やっぱりギー太はカッコイイね!


「ところで名前は?」
「ギー太」
「は?」
「ギー太だよ」
「真面目か?」
「ギターから出てきた、だからギー太」
「……」


やっぱりギー太だ。
神様の悪戯かな?それとも精霊の仕業?


「ギー太、ギター弾けるの?」
「勿論、弾けるよ」


おお、流石ギー太!ギー太がギター弾けないとギー太じゃないもんね!
じゃあ、『ふわ
ふわ時間(タイム)』引いてみて。


「これ、書いたの誰?」
「あの髪の長い秋山澪ちゃんだよ」


ふわふわしていて楽しい曲だよ。


「秋山……青君じゃなくて?」


青君、ギー太の友達かな?でもギー太の友達はあずにゃんのむったんと澪ちゃんのエリザベスだけだよ。


「澪ちゃんだよ」
「青君君が書いた歌と一緒」
「え、じゃあ……歌えるの?」
「うん、いくよ」


ギー太はゆっくり歌いだした。






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