★オリジナル小説★
□happy☆smile
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「いつから忍にくっつくようになったんだ?」
しゃがみこんでまろんを見下ろし、グリグリと耳を引っ張っる。
『…誠ちゃん?』
ぽや〜っと寝起きとお風呂上がりを足したような顔で誠を見上げ首を傾げる。
『おかえりなさい!まろんはね、何かぽやぽやしててダメなんだよ〜…』
「よくわかんねぇが熱でもあるんじゃないのか?」
そっと額に手を当てれば確かに少し熱を持っていた。頬が赤く染まっているのもそのせいかもしれない。
「風邪か?」
まろんを抱き上げ、忍の正面のソファーに座る。まろんは誠の太股に跨るようにして胸に頬を預けている。
「急にお母さんぶったり、今みたいに赤ちゃんになっちゃったり…まろんは忙しいな」
ハハッと忍が笑い、料理を運んできたキヨハルがその様子を見て小さく声を漏らした。
「ん?どうした?キヨハル」
「…もしかしたら……」
「?」