短編
□十番隊の特別な日
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12月20日
この日は十番隊にとってとても大切な日。それは以前から敬愛する上司、日番谷冬獅郎の誕生日だからだ。
この日は十番隊の隊員達は朝から松本の提案で『日番谷の誕生日会を開こう』という計画を実行するため、業務に励んでいた。
そしてここ十番隊
あのサボリ魔の松本が働いていることに朝から不信に思っているこの上司、日番谷は後で隕石が降ってくるのではないかとビクビクしていた。
「おぃ、松本」
「はい、何でしょうか?」
「しんどいなら休んでもいいんだぞ」
「はい」
数分後
「松本(汗」
「はい」
「お前熱あるのか…汗」
「………はい?」
「いや、お前が真面目に仕事しているから(汗」
「酷いです!!!隊長。私だってやる時はやりますょ!!!!」
「……始めて知った」
「…………」
「………(汗」
こうして新たなサボリ魔の松本の真実を知った日番谷であった。
そのころ十番隊のみなさんはというと………
カリカリ。 カリカリ。
みな目に炎を燃やして業務に励んでいた。そのまありの真剣さに十番隊に声をかけるものはいなかった。