年上彼氏との恋物語【完結】

□第十四話
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あれから三ヵ月が経った



母親の学校までの送り迎えを何とか止めさせた



M'Xにも行ってない


毎日の様に家を抜け出す事もなくなった


息苦しさを感じる日々だけど、

晃サンとの連絡のやりとりが私を癒した



たまにモナからのメールで晃サンの仕事振りを知る



相変わらずモテモテで

ちぃこサン達も毎日の様に通い詰めてるらしい



仁も変わらず晃サンにイジられてるよう



モナには私達が付き合ってる事を話してある


もちろん晃サンの了解済みだけど



店の関係者、特に客にバレたら大変なのに


モナだけには正直で居たかった私の願いを
渋る事もしないで1ツ返事で快諾してくれた





私は今日も学校が終わり自分の部屋に居る



晃サンからの〈おはようメール〉は既に来てる



携帯片手に時計と睨めっこ



まだ5時


いつも6時過ぎ位に返信する



じゃないと晃サンが迎えに来るって言うから



逢いたくない訳じゃない


むしろ毎日逢いたいし

一緒の時間を過ごしたい



でも制服姿を見せる事は嘘がバレる事


それだけは避けたい



好きな人を騙してる感覚は拭えないけど


それでも離れたくない



一旦、家に帰り着替えてから行く事も考えたが無理な話



出掛けるまでに母に根掘り葉掘り聞かれるのがオチだ




それに、これから大学への入試の為に忙しくなる


でも自分は何故、大学へ行くんだろう?



両親が勧めるから?


私は大学へ行って何を学ぶべきなんだろう





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