年上彼氏との恋物語【完結】
□第十話
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あれから暫らくして母が迎えにきた
カチャ
自分の部屋に入り、部屋着に着替え、ベッドに腰を落とした
ハァァァ
長い溜め息が出る
ボンヤリと時計を見上げた
まだ4時
これから何をして時間を潰そうか?
そう考えていたら
♪♪♪♪
メールだ。誰だろう?
だいたい こういう時に限って変なサイトだったりする
期待しないで携帯を開けた
カパ
あ!晃サンだ!
全然気にしてない時に、突然その人からの連絡に胸が高鳴り、顔も赤くなって行くのが分かる
ピッ
〈今、起きた〉
プッ
何だか晃サンの性格が出ている
昨日の初メールも〈今、平気か?〉の、一行だけだった
〈おはようございます!今、起きたんだ?
いつも、この時間に起きるの?〉
ピッ
あれ? あれから30分経ったけど返事が来ない。どうしたんだろう?
お風呂かな?
♪♪♪♪
ピッ
〈ワリぃ! また寝てた〉
〈クスッ☆ 2度寝は気持ちいいからね〉
〈気が付いたら寝てた〉
働いてる姿からは想像が出来ない
店では、全てが完璧で失敗なんかしないし、こんなに可愛いイメージが無い
自分だけが、こんな晃を知ってると思うと何だか、くすぐったい感じだ
〈疲れてるんだね!もう少し寝る時間があるなら寝た方が良いよ☆〉
〈今、休憩中?〉
ハッとした
そうだ。晃サンは私がフリーターだと信じている
コンビニでは、晃サンや店の人、常連客に来られてバレるから、嘘の店の名前を出してる
〈今日は早く終わったんだ!〉
〈何時に?〉
〈晃サンからメールくる少し前に終わったよ〉
♪♪♪♪♪〜
電話だ
あれ?晃サンから。今までメールだったのに
どうしたんだろう?
、