Junk

□散文・暗V
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視界
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一人の部屋に響く雨音
それでも 待てば
誰かが帰ってきて
優しく優しく
頭を撫でてくれる確信が
私を包む

逃げ出した時間の集積が
また 今日を作る

憧れた風景は
憧れてはならないものなのかと
今になってようやく気づく

この甘やかな場所に
いつまでも
すがりつきたい自分がいる 




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