※ギャグです


※獣耳注意








二月二十二日。この日、破天荒の陰謀によって猫ルックになってしまったへっくん。




破「キャー萌え萌えへっくんだーww(o≧∇≦)o」

屁「お前いつか絶対に殺してやるからな


悶える破天荒と裏腹に般若のような顔をしてバカ(破天荒)を睨み付けるへっくん。 しかし髪から覗くクリーム色の三角耳に同色の尻尾のせいで怖さは半減しています。


屁「なんで俺がこんなバカみたいな姿にならなきゃなんねぇんだ! さっさと元に戻せ!」

破「あ、今猫耳バカにしたな。 猫ルックに萌える者たちをバカにしたな。 謝れよ、おら謝れよ!」

屁「え、なんで俺が怒られてるんですか? 俺が悪いんですか?」

破「へっくんが猫ルックなのはー、今日が二月二十二日だからだよー」

屁「いきなり本題に戻るな。 つか今日が何日であろうとこんな恥ずかしい姿なんて晒したくなかったな!」

破「いいじゃん似合ってるし。 萌えるし」

屁「萌えるなバカ。 嬉しくないから」

破「嘘つきは泥棒の始まりだぞ!」

屁「なに俺が喜んでるみたいに言ってんだ八つ裂きにするぞ」

破「君の心を奪ったこの醜き身体に、どうか罰を!」

屁「気持ち悪ッ! んなキラキラした眼差しで罰を催促するな! しかも心を奪ったとか妄想もいいとこだろ」

破「俺はいつでも恋泥棒だよMy cat☆」

屁「発音バッチリにするなよ気持ち悪い」

破「んなこと言っちゃってー、尻尾が揺れてるぞ? 嬉しいんだろ?」

屁「猫が尻尾振る時は不機嫌な証拠なんだって」

破「愛を感じるね!」

屁「お前の感性が本当に分からない。 それより一つ聞いていい?」

破「なに? スリーサイズなら教えないよ」

屁「大丈夫、そんなことに興味ないから」

破「チェッ。 じゃあなんだよ」

屁「(チェッて…)うん、あのさ…













なんでお前まで猫ルックなの?」


そうです。 へっくん同様、破天荒も猫ルックでした。 こちらはワイルドに黒い耳に尻尾です。 黒猫って不吉ですよね。


破「ん…ほら、あれだよ。ペアルック?」

屁「こんなペアルックは至極嫌です! つかなんてバカなこと考えちゃったの!!?」

破「…好きな奴と同じ恰好したいって思うのは、当然だろ?」

屁「なにちょっとカッコつけちゃってんの? そんなカッコ良く言ってもお前今黒猫ルックだからね。 カッコ良さ半減だから」

破「へ、へっくんがカッコ良いって言ってくれた! もう死んでもいい!」

屁「勘違いしたままくたばればいい」

破「まぁまぁま、照れ隠しはいいからさ、ちょっと外行かね? せっかくだしさ」

屁「なにがせっかくだしさ、なんだよ。 せっかく二人とも猫ルックなんだからさ、とか言いたいの? 殺されたいのかお前」

破「お前から注がれるその熱い視線のせいで、俺の心はいつも火傷だらけだぜ」

屁「その火傷が全身に渡ればいいのにな」

破「あ、じゃあ遊ぼっか」

屁「外に行かないならもうなんでもいいや。 けど卑猥な遊びは却下だから」

破「いけずー」

屁「まる子やめろ」

破「じゃあメイド喫茶ごっこやろ! 俺がメイドさんやるから、へっくんメイドさんね!」

屁「結局両方メイドなんじゃねぇか」

破「はいいくよー☆ 萌え萌えじゃんけn」

屁「話を勝手に進めるな。 猫ルックでそんな猫ポーズしないで恥ずかしい」

破「いつもはもっと恥ずかしいことしてるんだからこれくらいいいじゃーん」

屁「なんだよもっと恥ずかしいことって」

破「えっとー、裸でへっくんへの愛を叫んだりとか!」

屁「やめろ俺が勘違いされるだろ!」

破「あ、じゃあ今から実践してあげる!」

「服を脱ぐなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」







猫ルックは王道に




2月22日は素晴らしい日だよ^^





栞葉 朱那

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